生前整理のやり方【自分でできる?】

生前整理・老前整理をお考えならおたすけマックスまで

こんにちは、おたすけマックスのホームページ担当の者です。本日のテーマは生前整理のやり方です。

まず生前整理は存命の間に、自分の財産・荷物などを整理しておく事を言います。場合によっては終活と表現されているケースもよく見ますが、若干意味合いが異なります。

生前整理は前述しました通り、身の回り財産・荷物の整理整頓を行い、自身の残りの人生を有意義なものにするのと同時に、遺品整理を行う自分の家族への負担を軽減するという意味合いがあります。

一方、終活とは人生の終わりに向けた活動の総称です。ですので、終活の中に生前整理も含まれるという事です。

高齢化社会の進行に伴い段々と需要が増えており、弊社にも生前整理関係のご相談をたくさんいただいております。本日はその生前整理の進め方について説明していきたいと思います。

この記事を読む事で以下の事がわかります。

  • 生前整理の具体的な内容
  • 生前整理の進め方・順番

生前整理って自分でできるの?

生前整理は自分でできる?

前述した通り、生前整理は自分の身の回りの事を整理する事です。自分の価値観にもとづいて不要な物を処分したり、「こうやったら家族の負担が減らせるかもしれない」と考えなら整理を進めて行く作業です。

ですので、業者に頼らずとも自分で行う事は可能です。ただし、その人の性格や年齢によっては業者に任せた方が良いケースもあるでしょう。

特に以下の様な方は自分で行うよりも業者に頼んだ方が良いでしょう。

  • 体力的に荷物を仕分け・処分するのが難しい人。
  • 家の荷物の量が膨大で、一人で片付けるのが難しい人。
  • 住んでた家を片付けたいけど、施設・病院などに入居したため片付けが難しい。
  • 性格的に物を捨てるのが苦手な人。

以上の様な方はプロの片付け業者に依頼した方が得策かもしれません。

生前整理はいつやる?

生前整理はいつやればいい?

生前整理を始めるタイミングは人それぞれで明確には決まっていません。30代で生前整理を始める人もいますし、80代になってから始める人もいます。

一般的にタイミングとして多いのが、「結婚して子供ができたので、何かあった時のために準備をしておきたい」、「病気で入院をして、将来について考えるようになった」、「子供が就職して家を出たので、このタイミングで荷物を処分するなど身の回りを整理したい」、「仕事を定年退職した」、「パートナーが他界して生前整理の必要性を感じた」、「老人ホームに入居する事になった」などが多いです。

始める理由・キッカケは人によって様々ですので、いつ始めるにしても「早すぎる」という事はないのです。詳細については後で説明しますが、生前整理に伴い荷物処分などを行う場合には体力も求められます。

また財産関係の整理などになりますと、判断能力が衰えてしまってからだと、スムーズに事が進みません。ですので、できるだけ早いタイミングで行うに越した事はありません。

生前整理のやり方

生前整理の手順

では生前整理を自身で行う場合、まず何から行えばいいのでしょうか?順を追って説明させていただきます。

何を残すべきかをしっかり決める

仕分け

まずは「必要な物」・「不要な物」でしっかり家の荷物を仕分けする事が大事です。生前整理の本来の目的は家族が遺品整理を行う時の「負担」を減らす事です。その「負担」の原因の大半は「家の荷物処分よる労力の消費」と言われております。

弊社にも遺品整理で「実家の荷物が多すぎて困っている」という旨のご相談をたくさんいただいております。

つまりまずは家の不要な荷物を減らす事が生前整理を進める上で一番大事な第一歩になります。よって、まずは「必要な物」・「不要な物」を仕分けを行いましょう。

必要な物の代表例

まず必要な物ですが、代表的な例を以下のようなものです。

  • 通帳
  • マイナンバーカード
  • 印鑑
  • 貴金属類
  • 価値のある骨董品
  • 年金手帳
  • 不動産関係の書類
  • 公共料金関係の手続きに必要な書類
  • 株券などの有価証券
  • 家族との写真などの思い出の品
  • パソコン関係のログインID・パスワード

人によって基準は様々ですが、上記のようなものが代表的な例でしょう。

思い出の品などは人によっては膨大な量になる場合もあります。写真・アルバムなどでしたら、最近ではデータに変換してくれる業者さんもございますので、そういったサービスを利用してみても良いでしょう。

そして遺品整理時に問題になりがちなのが、パソコンなどのパスワード関係、いわゆるデジタル遺品です。総務省の調査によりますと、令和2年の時点で60歳代で82.7%、70歳代で59.6%の人がインターネットを利用している事がわかっております。※

参考文献:令和2年通信利用動向調査の結果

例えばあなたが生前にサブスクリプションのサービスに登録していた場合、それを家族が登録解除するのは非常に手間が掛かります。

他にもクレジットカード、携帯電話のアカウント情報、インターネットバンキングの口座のパスワード、SNSアカウントのパスワードなど、それらすべてを登録解除するためにIDとパスワードが必要になります。

最悪の場合はご家族の方がクレジットカード自体を停止する事になるのですが、これにもリスクがはらんでいるのです。あなたがクラウドサービスに個人情報関係を保存していた場合、クレジットカードを停止する事で、そのクラウドサービスにアクセスする事はできなくなります。

ですので、もし利用してないサービスがあるのでしたらご自身で退会手続きをされ、それ以外はエンディングノートなどにパスワードと一緒に全てまとめて書いておくのが、ご家族にとっては一番親切かと思います。

通帳なども複数の口座を所持している場合は、一つの口座にまとめておくというのも一つの手です。こうする事によって自分も遺族も管理が楽になります。

不要な物の代表例

対して不要な物の代表例は以下のようなものです。

  • 使わない家具類
  • 使わない家電類
  • 読まない本類
  • 着ない衣類
  • 使用しない布団などの寝具類
  • 趣味関係の道具
  • 庭の植木類
  • 不要な写真・アルバム

これらが不要な物の代表例です。これらは遺品整理などを行う際によく出てくる荷物になります。本人にとっては大事な物だったのかもしれませんが、多くのご家族が処分をご希望になります。

生前整理を行うのであれば、これらは優先的に処分して量を減らしていった方が良いでしょう。勿論、今後も使用するのであれば残しても良いと思いますが、人によっては趣味関係のコレクションなどで膨大な量を抱えてらっしゃる方もいらっしゃります。そういった場合は全体の量を減らす努力をした方が良いでしょう。

また写真などをアルバムに大量にファイリングしている場合は、自分自身で必要な写真だけを厳選して写真の全体数を減らす事をオススメします。というのも、写真はご家族の方が遺品整理の時に「大量に写真があるので捨てたいけど、家族の思い出なので捨てるに捨てられない」とお困りになるケースが多いのです。ですので、本人で必要な写真だけを厳選してベストアルバムを作成しておいてあげる事で家族の負担も少なくなります。

上記以外の物で、ご遺族の方から処分依頼をいただくものとしましては、仏壇、食器類などの処分依頼も非常に多いです。仏壇は意外かもしれませんが、遺品整理時に非常に処分依頼が多いです。ほとんどのお客様はお住まいへの移動ではなく、供養を行った後に処分をご希望になる印象です。

不要な物を処分していく

ゴミのイラスト

必要な物と不要な物で仕分けが終わりましたら、不要な物を順に処分して行きましょう。

買取してもらえるものは売却

不要な荷物を処分する際に気を付けたいのは処分方法・手順です。まずは「必要ない荷物の中に資産価値があるものがないか?」を念頭に置いて仕分けを行ってください。

荷物によってはリサイクルショップ・ネットオークションなどで値段がつくものもあります。例えば、本、楽器、中古カメラ、着物類、その他骨董品などは処分するのではなく、一度リサイクルショップなどで買取が可能か査定してもらうのが良いでしょう。買取できるものは売却し、それ以外を処分した方が経済的にもお得です。

家具を処分する場合

家具に関しましては、まずは衣類などの不要な物を処分できて、中身が空になったら処分されるのが良いでしょう。家具はアンティーク家具やブランド家具なら買取してもらえますが、一般的な家具なら処分費がかかる事がほとんどです。自治体の粗大ごみサービスならだいたい1000円前後で処分が可能ですので、まずはこちらで処分される事をオススメします。

ただし、自治体の粗大ごみサービスは家からの運び出しは手伝ってもらえませんので、家族に搬出作業を手伝ってもらう必要があります。もしそれが難しいなら不用品回収業者に頼むか、高齢者・障がい者に向けて「ふれあい収集(※名称は自治体によっては異なります)」といったゴミ捨てのサポートを行っている自治体もあるので、調べてみるのも良いでしょう。

家電を処分する場合

家電は年式が古く使用して無いものはお早めに処分されるのが良いです。例を挙げれば使っていない部屋のエアコンやテレビが当てはまります。家電に関しましては時間が経てば経つほどその価値を目減りしていきます。長年抱えていても価値が上がる事はまずありませんので、使わないなら処分しても何ら問題はありません。

家電に関しましても、買取が難しい年式の古い家電は自治体の粗大ごみサービスで処分を行う事をオススメしますが、家電リサイクル指定品目(エアコン、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、乾燥機)は自治体の粗大ごみサービスでは処分できませんので、ご注意ください。もし家電リサイクル指定品目を処分したいのでしたら購入した販売店などにご相談下さい。

ごみ収集サービスでは処分できないものは専門業者へ

不要な荷物の中には簡単に処分できないものが含まれている可能性もあります。例えばピアノ、耐火金庫、庭石などが代表例です。これらを処分したい場合は購入した販売店や専門業者などに問い合わせる必要があります。

エンディングノートに自分の希望を書く

エンディングノートには何を書く?

まずは身の回りの荷物の処遇について書いておく

不要な物の処分が一通りすんだら、必要な物の所在やリストをエンディングノートに書き記しておくのが良いでしょう。ご自身では「家のどこに何があって、何が重要か」は理解されているでしょうが、ご家族にはそれが伝わっていません。

ですので、【家のどこに通帳や契約書などの貴重品があるのか?】などを伝えられるようにしっかり書き記しておきましょう。

貴重品以外にも、自分の趣味のコレクションや思い出のアルバム(写真)などに関するメッセージを残すのも重要です。例えば「これとこれは価値があるので捨てないで欲しい」といった具合で伝える事で、ご家族の作業が片付けにお家を訪れた際にグンと作業しやすくなります。自分の物ではない荷物を仕分けするのは非常に手間が掛かるものです。そういった事を念頭に置いて、事細かに書き進めて行って下さい。

それ以外にも、銀行の預貯金に関する情報や、保有する不動産・有価証券に関する情報、デジタル関係のパスワードなどの情報も合わせて書き記しておく事で、ご家族の負担を減らす事が可能です。ただしエンディングノートは遺言書と違い法的効力はありません、もし法的効力を持たせたい場合(遺産関係など)は遺言書を作成するようにして下さい。

自身の葬儀について希望があれば書き記しておく

次に、自分の葬儀について何か希望がある場合は書いておいた方が良いです。どういう葬儀をして欲しいのか?、遺影の写真はどれが良いのか?、友人の連絡先は?お墓の処遇は?など本人にとっては些細な事かもしれませんが、全てを遺族に丸投げしてしまうと、膨大な時間が掛かってしまいます。

お葬式の準備は精神的にも肉体的にも大変な作業です。それを和らげるためにも、できるだけ事細かに書いておくようにしましょう。

よく生前整理の際にお客様から「自分の希望を書き残しておくなんて、家族に面倒がられたりしませんか?」なんていう心配をいただく事がありますが、それは違います。むしろ真逆で、遺品整理をご依頼されるお客様の多くは「こういう時にどうすれば良いか、生前に希望を事前に聞いておけば良かった。」と後悔されている方がほとんどです。

多くのご家族が「希望通りにしてあげたい。どうすれば一番喜んでくれるだろう。」とお悩みになるのです。ですから、大事な事は遺族の方がどうすれば良いか悩まないように、「事前に決めておいてあげる。」事が重要なのです。

財産整理・債務整理も

これは一部の人に限りますが、もしあなたが借金を抱えて亡くなった場合、あなたの遺族(相続人)はその借金の返済しなければいけなくなります。相続後に相続放棄をすれば、返済義務が無くなりますが、相続放棄をすると不動産や銀行預金などの利益となる財産などの相続も放棄する事になってしまいます。

ですので、生前に債務整理をする、相続人に生前贈与を行うなど、事細かにしっかり話し合いをしておいた方が良いでしょう。

それ以外にもあなたが不動産や有価証券などの資産を所持している場合は、その処遇についても話あっておきましょう。

財産や債務について話あった上で財産目録(財産の状況をわかりやくまとめたもの)を作成し、それを元に遺言書を作成しておくのがベストな方法です。財産目録は以前は手書きのみでしたが、法改正によりパソコンで作成する事が可能になりました。(押印が必要)※エンディングノートに財産分与に関する希望を書いても法的効力はありませんでの、ご注意下さい。

相続問題や債務整理については専門的な知識が必要なので、事前に家族と一緒に税理士・弁護士さんの元に相談に行くのが一番良いでしょう。

参考文献:国民生活:2021年11月号【No.111】

生前整理の費用・業者でお悩みならお任せください

仕分け風景
おたすけマックスでは仕分けからサポートが可能

以上が生前整理の進め方・流れになります。基本的にはご自身で行っていただく事前提で説明させていただきましたが、色んな事情でご自身で生前整理を行うのが難しいという事があるかと思います。

弊社にも生前整理関係の相談は非常に多いです。「業者に頼むと料金が高いんじゃ…」とご心配なさる方もいらっしゃるかと思います。プロの片付け業者を利用するメリットは以下の様になります。

  • 経験豊富なプロのアドバイスを受けられる。
  • 様々な種類の不用品・ごみを分別不要で片付けてくれるので、事前に準備をする必要が無い。
  • 買取サービスを行っている業者なら相場より安い費用で作業が可能な場合がある。
  • 思い出の品が多く「自分ではなかなか作業が進まない」という方は、業者に依頼する事で時間の節約と精神的な負担の軽減が期待できる。
  • 家の中からの運搬作業・搬出業務も対応してくれるため、重たい荷物などが自分では運べないという場合も安心できる。
  • 業者によっては引っ越し・荷物移動なども対応してくれる。

我々も生前整理という作業はこれまでの自分の人生を振り返り、これからの人生について考える重要なプロセスの一つと考えておりますので、出来る限りお客様が納得の行く形で行うのがベストだと考えておりますが、もしそれが難しい場合は生前整理業者のおたすけマックスにお任せ下さい。

次項からは実際にあった作業を実例に挙げながら、おたすけマックスの生前整理サービスについて説明させていただきます。

作業事例1:大阪市のお客様

大阪市で生前整理のご依頼

写真は先日、大阪市で生前整理のご依頼をいただいた時の物です。「将来を見据えて家の中の不用品を処分しておきたい」というご依頼で、ホームページを見てご依頼いただけたようです。

弊社の営業スタッフが現地までお見積りに伺い、お客様と一緒に「必要な物」と「不要な物」で簡易的に仕分けを行い、それを元に見積を算出させていただき、見積にご納得いただけたので、日程の調整をしてから、後日作業という流れになりました。

作業日には弊社の作業スタッフ4人で伺い、家具・家電などの家財道具類やお客様の趣味関係のコレクションを回収させていただき、作業は無事に終了しました。

お客様にも「初めてのことで不安でしたが、丁寧に対応してくださったので安心しました」とお客様にも喜んでいただけました。作業後にアンケートの記入にもご協力いただき、ありがとうございました。

大阪市で生前整理現場のアンケート

今回のお客様も「最初は自分で片付けようと思ったけど、荷物が多すぎて業者に依頼する事にしました。」と仰ってらっしゃりました。やはり一軒家にお住まいでその荷物を片付けるとなりますと骨の折れる作業になるのは間違いありません。

加えて、生前整理の場合ですと「必要な物」と「不要な物」とで仕分けを行いながら全てを処分するので、より時間が掛かります。もし生前整理を自身で行う事をご検討中でしたら、コツコツと少量から処分を進めていくのがオススメです。

もし「急いで処分したい」、「荷物が多すぎる」とお困りでしたらおたすけマックスにお任せ下さい。事前見積時にお客様のご希望をお聞きして、作業プランを提示させていただきます。

生前整理の費用でお悩みのお客様もご相談下さい

現地見積の様子

おたすけマックスでは初めて生前整理業者を利用するお客様の不安を出来るだけ取り除けるように、どんな些細な疑問・質問にも丁寧に対応させていただいております。業界歴10年以上の遺品整理士資格を保持したプロがお客様の疑問にお答えしますので、気軽にご質問下さい。

見積・相談・出張は全て無料となっております。無料でプロの意見が聞けるのに利用しないのは損です。気軽にご利用下さい。

また「他の業者に見積を依頼したら、思いのほか高額だった」というお客様も一度お声がけ下さい。おたすけマックスではお客様のお宅にあった不用品(骨董品・中古カメラ・貴金属・家電)など買取サービスで買い取らせていただく事で、他の業者より10万円以上お安い費用で作業を行った実績もございます。

詳しくは見積時に担当のスタッフから説明させていただきますので、何かわからない事があったら何でも質問していただいて結構です。「これは買取できるかな?」なんていう物がありましたら、気軽にご質問いただければと思います。

現地見積が終わりましたら、正式な見積書を作成してお客様に作業料金提示させていただきます。その見積を聞いた上で、検討していただいても構いませんし、キャンセルしていただいてもキャンセル代はいただいておりません。

また生前整理と併せて、引越しを行いたいというお客様もご相談下さい。おたすけマックスでは不用品回収と引越しを同時に行う事が可能です。一社でサービスが完結するので、余分な手続きも必要ありませんし、コストも抑える事が可能です。

おたすけマックスは大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山を中心に不用品回収・遺品整理・生前整理・ゴミ屋敷清掃・空き家整理・害虫駆除・草刈り・仏壇供養・後見人整理・産廃処分・家屋解体・残置物撤去など幅広いサービスを提供しております。

全て手数料無料で対応しておりますので、まずは気軽にご相談下さい。法人のお客様からのご依頼もお待ちしております。

生前整理の進め方でお悩みならおたすけマックスまで

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